放射線部

検査について

CT検査とは…

放射線(X線)を使用して、目的部位の断層像を撮影します。
検査時間は10分~30分ほどです。
頭部・胸部・腹部などの体内の様子が詳しくわかり、診断に幅広く利用されています。

MRI検査とは…

強力な磁場を使用して、目的部位の断層像を撮影します。
放射線を使用していないため、放射線被ばくの心配はありません。
検査時間は30分~60分ほどです。
脳梗塞やヘルニアなど、診断に幅広く利用されています。

VSRADを使用した検査は、頭部MRI検査の一環として行います。検査時間は30分程です。詳細は外来担当医師へおたずねください。

超音波(エコー)検査とは…

超音波を利用して、体内の様子をリアルタイムに観察します。
放射線を使用していないため、放射線被ばくの心配はありません。
検査時間は20分~40分ほどです。
腹部・心臓・乳腺・血管・甲状腺などの診断に幅広く利用されています。

マンモグラフィ検査とは…

乳房専用の撮影装置で検査します。
より病変を見つけやすくするために、乳房を圧迫して撮影します。
撮影は女性スタッフで行います。
詳しくは乳がん検診のページをご覧ください。

CTとMRIはどこがちがうの?

どちらも断層写真(輪切りや縦切り)を撮ります。臓器や病気・年齢などを考慮して医師が適切な検査を選びますが、正確な診断や治療に必要な情報を十分に得るために両方の検査を行うこともあります。詳しくは、下記、CTとMRIはどこがちがうの?(PDF)をご覧ください。

メタボリックシンドロームが心配な方へ

内臓脂肪量測定専用の解析ソフトを用いて、CTで撮影したお腹の写真から体脂肪面積やBMIを正確に測ることができます。
赤色が皮下脂肪、青色が内臓脂肪を表します。
検査をご希望の方は、外来担当医にご相談ください。

認知症が心配な方へ

頭部のMRI画像をもとに、脳の萎縮している場所や程度を専用ソフトで解析します。この検査は、頭部MRI検査の一環で行います。
検査をご希望の方は、外来担当医にご相談ください。

資格取得一覧

< 放射線管理関係 国家資格 >

第1種放射線取扱主任者 1名

< 学会認定・認定機構 >

検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 4名
超音波検査士 消化器領域 3名
循環器領域 2名
体表領域 2名
産婦人科領域 2名
医療情報技師 1名

活動報告

当院の放射線部の活動報告を掲載しています。

  • 第34回 岐阜県病院協会医学会で演題発表を行いました。

    平成30年10月21日に長良川国際会議場で第34回岐阜県病院協会医学会が開催され、以下の演題で発表を行いました。
    「当院におけるMRI検査前のMicra TPSとReveal LINQの判別方法」
    当院は「MRI対応植込み型不整脈治療デバイス患者のMRI検査の施設基準」を満たしていないため、すべての心臓ペースメーカ植込み患者のMRI検査を禁忌としています。
    今回は医療機器の小型化に伴い救急時のMRI前確認検査内容のルーチンについて検討を行いました。他施設の先生方と意見を交換することができ、とても有意義な会となりました。今後も様々な情報を収集し知識を深めていけるよう努めていきたいです。

    増村 めぐみ

  • 第28回 岐阜県診療放射線技師会 医療情報研究会で演題発表を行いました。

    平成29年7月「第28回 岐阜県診療放射線技師会 医療情報研究会」が開催され、「当院のBCPについて」という演題で会員発表を行いました。
    当院は平成24年からBCP策定を進めています。今回の発表では、これまでの放射線科の取り組みを中心に報告しました。BCP策定を進める医療機関が増えています。他施設と意見交換ができ、有意義な会となりました。

    西脇 睦

  • 第42回 日本脳卒中学会学術集会STROKE2017で演題発表を行いました。

    2017年3月18日に大阪国際会議場で開催された、第42回日本脳卒中学会学術集会 STROKE2017にて、演題発表を行いました。 今回の発表は、同学会で一昨年に発表した「赤核FA比と運動機能との関連」の第2報として、「脳卒中患者における運動機能と赤核FA比の関係」がテーマです。
    近年、赤核は、神経線維の再構築に伴う運動機能の回復に関係があると報告されており、注目を集めています。発表を聞かれた多くの先生が興味を持ってくださり、発表後には、その先生方と情報交換ができました。
    脳卒中を患った方に対して、運動機能の今後の見通しを予測するために、MRIでの画像診断を活用し、より良いリハビリに貢献できれば幸いです。

    中島 弘之

  • 第42回 超音波研究会で演題発表を行いました。

    平成28年11月12日に中濃厚生病院で第42回超音波研究会が開催され、以下の演題で発表を行いました。
    「IgG4関連疾患への移行が疑われた胆管炎の一例」
    IgG4関連疾患とは、全身諸臓器に腫大や肥厚を認める原因不明の疾患です。今回、このような貴重な症例を経験したため、当院での所見の振り返りを行い、考察を加え報告しました。他施設の先生方から意見やアドバイスを頂くことができ、大変勉強になりました。今後も知識を深め正確な画像診断ができるよう努めていきたいです。

    小里 公二

  • 第32回 日本診療放射線技師学術大会で演題発表を行いました。

    平成28年9月16~18日に長良川国際会議場・岐阜都ホテルで第32回日本診療放射線技師学術大会が開催され、2題の演題発表を行いました。
    「当院乳がん検診の実績 ~10年目を迎えて~」 西脇睦
    「メトロニダゾール誘発性脳症の検討」 小里公二
    当院での乳がん検診が始まって10年目を迎え、現状と今後の課題を再確認することができました。また、メトロニダゾール誘発性脳症という貴重な症例を経験し、他施設の先生方と意見を交換することができ、とても有意義な会となりました。

    小里 公二

ページトップ